井上菓子舗では、着色料や膨張剤など必要最小限のものを除き、商品を日持ちさせるための保存料や防腐剤等の添加物は一切入れません。
当たり前のことですが、安心・安全が食の基本です。井上菓子舗では家族の元気をおすそ分けする気持ちで、食べてもらった人にも元気になってもらえるようなお菓子を目指して作っています。
井上菓子舗のお菓子は全てが手作りです。
例えば看板メニューの一つの『はりて物語』のヨモギ餡に使われているヨモギは、職人自ら山に入り、春の新芽の部分だけを手摘みしてきたもの。天然の、新芽でしか出せない色と風味が魅力の逸品です。
他にも一番人気の『くろ万』は鹿児島県は沖永部島産の厳選された純黒糖だけを使うなど、素材にとてもこだわっています。
井上菓子舗では『電子技法』という特殊な製法でお菓子を作っています。
これは製造過程で電子を付加(電子技法ではこう呼びます)した水を使ったり、製品そのものにも電子を付加してゆくもので、これによって、例えば餡は艶やかで風味が良くなり、お菓子の日持ちが良くなるなど、様々な効果があります。
もちろん人体への悪影響はありません。
自然の法則に目をむけ、組み立てられた技術です。酸化、還元の法則を基本に、電子を付加・貯蔵する技術で、他には見られない、電子技法独自のものです。
農業や畜産など様々な分野で利用されていますが、和菓子作りにこの電子技法を取り入れているのは全国でも当店だけかもしれません。電子を付加した水(電子水と呼びます)で炊いた餡は甘みがまろやかになり、電子水を使って作ったお菓子は通常よりも日持ちがするなどの効果を得ています。
水など、素材の性質が変わることで初めはお菓子作りへの応用も苦労しました。今までどおりにやっているのに、割れてしまったり、形が崩れたりの連続でした。しかし、その変化の性質を見極め、材料の分量などを根本的に見直すなど試行錯誤した結果、従来よりも美味しい、良いものができるようになりました。
食べてもらった人に元気をおすそわけするためには、まず自分たちが元気でなければなりません。
そのため井上菓子舗では、徹底した衛生管理はもちろん、作業場に電子技法を利用した臭気除去装置を取り付けたり、炭の力を使うなどして、作業場の環境整備に力を注いでいます。
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